記事『地毛茶色なのに「黒髪強要」で不登校…修学旅行も「参加認めない」大阪府立高の女子生徒が提訴』から、理容師として一言言いたい!
先日、産経ニュースにて
『地毛茶色なのに「黒髪強要」で不登校…修学旅行も「参加認めない」大阪府立高の女子生徒が提訴』
との記事があり、この話題はテレビニュースなどでも取り上げられました。
記事の詳細については、上記リンク先よりご覧下さい。
この問題ですが、髪の毛が生まれつき茶色いにも関わらず、教員から黒染めをするよう強要され、精神的苦痛を受けて不登校になったとして、大阪府立高校の女子高生が府に対して慰謝料など計約220万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたことから、様々な議論を読んでいます。

実際の経緯や、高校側の説明が少ないため、詳しい事情は分かりませんが、記事や報道されているニュースをまとめると、
● 生まれつき髪が茶色なのに、教諭らに校則を理由に黒く染めるよう強要
● 数日ごとに指導し女子生徒は過呼吸に
● 度重なる黒染めで頭皮・頭髪がボロボロ
● 授業への出席を認めず
● 文化祭や修学旅行への参加も認めず
● 「母子家庭だから茶髪なのか」と中傷
● 不登校後は生徒名簿から名前を削除、席も撤去
● 対外的には退学したと虚偽説明
と、明らかに高校側の行き過ぎた対応で、学校の方針にも怒りを覚えます。
しかも、これが公立高校というのだから、教育委員会も含めて、開いた口が塞がりません。
高校のやっていることは、完全に人権侵害であり、生徒側にも一部問題はあったのかもしれませんが、それでもこれは規則で済まされるという問題ではありません!
しかも、規則だからと髪の毛を黒く染めさせることを強要させていたとのことですが、この点に一理容師として、激しい怒りを感じます。
というのも、当ブログでの
『市販のヘアカラー(白髪染め)と理美容室でのヘアカラー(白髪染め)の大きな違い』
でも書きましたが、髪の毛を染めること自体、髪の毛と頭皮にダメージを与えます。
飲み薬や塗り薬を、子供と大人で同じ薬を使わないのは、子供の体が大人と比べて未発達の部分が多いからです。
体が大きい子でも、内蔵や代謝能力・排泄能力が大人と比べると未発達です。
子供のヘアカラーについては、アレルギーになるリスクが高くなると「消費者安全調査委員会」も呼びかけており、子供は、身体も髪の毛も頭皮もすべて抵抗力が弱く、外部からの刺激を受けやすい状態ですので、子供にヘアカラーをするのは、非常に危険な行為にもなります。
理容室や美容室でも、対応は違うでしょうが、当店ではヘアカラーによるリスクを考慮し、高校生まではヘアカラーをお断りしております。
ヘアカラーについては、大人であろうと注意が必要ですし、ましてや子供のヘアカラーというのは、市販のカラー剤などは個人的には言語道断だとも思います。
ヘアカラーについての専門的知識を学んでいる人であれば、ヘアカラーの危険性も熟知しています。
人によっては、何歳頃からヘアカラーをしていいかは意見も分かれるところではありますが、僕自身は、高校生以上になるまでは、カラーやパーマや縮毛矯正など、髪の毛や頭皮に負担のかかることをすることはおすすめできません。
話を戻しますが、こうしたことからも、高校生に地毛が茶色のため黒く染めさせることは、断固反対ですし、高校側がヘアカラーの専門的な知識をしっかりと学んでいるとは思えないだけに、高校や教育委員会も、髪の毛を染めることがどれだけリスクが高いのかということを理解するべきだ!
『地毛茶色なのに「黒髪強要」で不登校…修学旅行も「参加認めない」大阪府立高の女子生徒が提訴』
との記事があり、この話題はテレビニュースなどでも取り上げられました。
記事の詳細については、上記リンク先よりご覧下さい。
この問題ですが、髪の毛が生まれつき茶色いにも関わらず、教員から黒染めをするよう強要され、精神的苦痛を受けて不登校になったとして、大阪府立高校の女子高生が府に対して慰謝料など計約220万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたことから、様々な議論を読んでいます。

実際の経緯や、高校側の説明が少ないため、詳しい事情は分かりませんが、記事や報道されているニュースをまとめると、
● 生まれつき髪が茶色なのに、教諭らに校則を理由に黒く染めるよう強要
● 数日ごとに指導し女子生徒は過呼吸に
● 度重なる黒染めで頭皮・頭髪がボロボロ
● 授業への出席を認めず
● 文化祭や修学旅行への参加も認めず
● 「母子家庭だから茶髪なのか」と中傷
● 不登校後は生徒名簿から名前を削除、席も撤去
● 対外的には退学したと虚偽説明
と、明らかに高校側の行き過ぎた対応で、学校の方針にも怒りを覚えます。
しかも、これが公立高校というのだから、教育委員会も含めて、開いた口が塞がりません。
高校のやっていることは、完全に人権侵害であり、生徒側にも一部問題はあったのかもしれませんが、それでもこれは規則で済まされるという問題ではありません!
しかも、規則だからと髪の毛を黒く染めさせることを強要させていたとのことですが、この点に一理容師として、激しい怒りを感じます。
というのも、当ブログでの
『市販のヘアカラー(白髪染め)と理美容室でのヘアカラー(白髪染め)の大きな違い』
でも書きましたが、髪の毛を染めること自体、髪の毛と頭皮にダメージを与えます。
飲み薬や塗り薬を、子供と大人で同じ薬を使わないのは、子供の体が大人と比べて未発達の部分が多いからです。
体が大きい子でも、内蔵や代謝能力・排泄能力が大人と比べると未発達です。
子供のヘアカラーについては、アレルギーになるリスクが高くなると「消費者安全調査委員会」も呼びかけており、子供は、身体も髪の毛も頭皮もすべて抵抗力が弱く、外部からの刺激を受けやすい状態ですので、子供にヘアカラーをするのは、非常に危険な行為にもなります。
理容室や美容室でも、対応は違うでしょうが、当店ではヘアカラーによるリスクを考慮し、高校生まではヘアカラーをお断りしております。
ヘアカラーについては、大人であろうと注意が必要ですし、ましてや子供のヘアカラーというのは、市販のカラー剤などは個人的には言語道断だとも思います。
ヘアカラーについての専門的知識を学んでいる人であれば、ヘアカラーの危険性も熟知しています。
人によっては、何歳頃からヘアカラーをしていいかは意見も分かれるところではありますが、僕自身は、高校生以上になるまでは、カラーやパーマや縮毛矯正など、髪の毛や頭皮に負担のかかることをすることはおすすめできません。
話を戻しますが、こうしたことからも、高校生に地毛が茶色のため黒く染めさせることは、断固反対ですし、高校側がヘアカラーの専門的な知識をしっかりと学んでいるとは思えないだけに、高校や教育委員会も、髪の毛を染めることがどれだけリスクが高いのかということを理解するべきだ!
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