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ネット記事より『「理美容師の混在」などが俎上に 国家戦略会議』

先日、ネット上での『理美容ニュース』にて

「理美容師の混在」などが俎上に 国家戦略会議

との記事を見ました。

記事にも書かれているように、アベノミクス第三の矢として、経済の活性化を進めるために、理容美容に関する規制にメスが入るかも知れないとのことで、記事には

理容所・美容所の同一店舗での重複開設届を認め、理容師と美容師が同一店舗で混在勤務が可能となるようにしていただきたい

出張理美容に関して無店舗者でもできるようにする

洗髪整備の義務化の規制緩和


などの提案がされているようですが、これらは一理容師としての個人的な考えとしては、これは規制緩和というよりも、

責任所在が不明

となるものばかりで、この提案はいずれも賛成できません。

まず、理美容師が、同一店舗での混在勤務は認められていないことについてですが、これは、そもそも理容師法と美容師法による、法律が理容と美容で区分けされているために、同一店舗での混在勤務は認められていないことになっています。

しかし、同一店舗でも、中に仕切りを設ければ混在勤務は可能です。

理容所・美容所の同一店舗での重複開設届は認められていませんが、それではなぜ理容師法と美容師法が分けられているのか?を考えると、理容所と美容所は、顧客の性別で分けられているのではなく、あくまでも理容師法と美容師法によっての区分けをされています。

そして、理容師の国家試験には顔そりがありますが、美容師の国家試験には顔そりはありません。

やはり人の肌にカミソリを当てるのですから、消毒法や皮膚科学を学び、実習し、試験を受けた人が安心だとも思います。

これが、理容所・美容所の同一店舗での重複開設届を認め、理容師と美容師が同一店舗で混在勤務が可能となればどうなるのか?を考えると、理容と美容の区分けが無くなりますが、それでは美容師が顔そりができるように、現美容師が再度専門学校に入学して、国家試験を受けて、仕事としてすぐに行えるようになるかというと、こうした流れにはならないでしょうし、むしろ事故が起きた時の責任はどうするのか?と考えます。

また、「出張理美容に関して無店舗者でもできるようにする」ということでも、これは理容や美容の資格だけ持っている人が行えるようにもなりますが、訪問先でのトラブルや事故のことも含めたリスクを考えているとは思えません。

そして、「洗髪整備の義務化の規制緩和」についてですが、これは理容というよりも、環境衛生の問題でもありますが、衛生上の問題を規制緩和することは、衛生トラブルにも繋がることだけに、一定の安全管理すら決めていない、これらの規制緩和案には

反対です

勿論、利用者の利便性は考えるべきですし、理美容業界の発展に繋がることは、ドンドン改革していくべきとも思います。

ただし、法律によって衛生管理や消毒管理が徹底されている中、法をもとにして、しっかりと管理がされて、そこがもとになって、お客様に安全と安心のサービスが提供できている中、この垣根を取ってしまうようなことをしてしまえば、衛生とサービスの質の低下にも繋がってしまいます。

政府の国家戦略会議は、明確な成長戦略が描けて、それに伴う改革は推し進めるべきですが、今回の理美容の規制改革案については、根本的な部分の成長戦略が描けていません。

こうした中での、規制緩和案は、むしろ悪影響の方が出る可能性があります。

時代にそぐわない法律は改正すべきとも思いますが、その

改正が改悪

となるようなことは行うべきではありません。
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nigishi

Author:nigishi
北海道日高管内新ひだか町静内本町にて理容室を営んでおります。

当店の営業時間や休業日や料金などは、リンク先にあります、当店のHPにて、ご確認下さい。

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どうぞよろしくお願いいたします。

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